*お出掛けレポート*

2009年7月26〜27日
島根県・石見(いわみ)銀山と広島、呉をレンタカーで回ってきました
本当は長崎の軍艦島に行きたかったけど、天候によっては船が出ない事があるというので、
ユネスコ世界遺産の石見銀山へ行く事にしました
銀山へ行くツアーは高いため広島1泊のフリープランに申し込み、5年ぶりの飛行機で広島へ〜



離陸してベルトサインが消えた頃、江ノ島や厚木飛行場が見えてきた♪



富士山がこんな近くに
こちら側は雲が無く、登山道も見えます(^^)



望遠で☆去年ご来光を拝んだのは、火口の左側かな〜



富士山を過ぎるとだんだんと雲の中に
本日の山陰・山陽地方は雨だそうな・・(残念)

離陸が少し遅れ、AM8時30分頃広島空港に無事到着
雨はかなりの土砂降り(>_<)

←これは翌日の画像

レンタカー屋さんへ行くシャトルバス乗り場がよく分からずウロウロしたけど、何とか車を借りて高速に乗り、ナビを頼りに島根・石見銀山へ

移動距離180km

石見銀山は室町時代末期の1526年より本格的に開発が始まった鉱山で、およそ400年に渡って銀が採掘されていました。
特に16世紀から17世紀にかけて栄え、世界で流通する銀の3分の1が石見銀山で産出されたものだったそうで、2007年に「自然環境と共存した産業遺跡」として世界遺産登録されました。

ここではパークアンドライド方式を採用してるので、車は世界遺産センターの駐車場に止め(無料)、路線バスで大森バス停へ(運賃・大人170円・土日祝は15分おきくらいに出ている)
今回雨で借りなかったけど、バス停からレンタサイクルで回ればかなり楽です。

石見銀山は出来れば1泊で、最低でも見学に3〜4時間は掛けるといいでしょう。
1日目で町並み地区と龍源寺間歩を回り、2日目に大久保間歩一般公開ツアーに参加するというのが、石見銀山満喫コースではないかな〜と思いました。

参考HP石見銀山の魅力徹底ガイド
詳しい地図はこちら(石見銀山見てあるき・PDF

お腹が空いたので、とりあえずバス停の近くにあった「御前そば」で昼食
割り子そば680円
画像では分からないけど、三段重ねになってます

つゆをかけて食べる方式〜
お腹も膨れたところで、龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)へ

間歩とは鉱山の掘り口のこと


バスの運転手さんが、バス停から歩いて40分は掛かると言ってたので焦りました
見学も含めたら往復2時間以上みておかないと(^^;

一般車は進入禁止なので歩きやすいけど、この大雨が・・
靴の中はビッショリ!
途中、何ヶ所か坑道入口跡(間歩)がありました

柵がしてあるので外から見るだけ
これはベロタクシー
後ろに2名まで乗れます

ここからは全員歩くことになるので何でだろうと思ったら、見学坑道の入口と出口が違うので、ここに止めておかないと入口まで戻らなくちゃいけないからだと後で知りました(^^;
歩いていると山裾に別の間歩が


そうそう、今回は姉と二人旅です(^-^)
途中で見つけた、橋の手すりに生えてた菌類?
こういうの好き♪

ついに到着〜
写真を撮りながらで、所要は約1時間

橋を渡った右手の建物で入場料400円を払い、左側にある坑道入口から中へ
龍源寺間歩は昭和18年に閉山になったそうです
中はライトが点いていて道幅も広く、車椅子も通れるようになってます
さすが世界遺産★

気温は15℃くらいで、夏場は涼しくていいかも
(この日は雨に濡れたので寒く感じました)
坑道に対して横方向に鉱脈があり、横穴がいくつも掘られています


坑道は600mあるけれど、公開されているのは約273mで、途中157mの地点から新しく開削された所を通って出口に向かいます
ここから90度曲がって出口へ

広くて明るい登り坂



表示板の脇に、江戸時代に掘られた坑道がありました

人が一人通れるくらいの幅で、当時は電気も無かったから作業は暗くて危険だった事でしょう 
入口と出口は別の場所だけど、そっくりなのでお間違いなく

方向音痴の姉は、自分がどこにいるのかよく分かっていませんでした(^^;
帰りは遊歩道の方を歩くことに

神社の長い階段・・・崩れてます

登ってみたい衝動に駆られるけど、時間も無いので見るだけ〜
集落跡地へ続く道

ここも行ってみたかったけど、入口を見るだけ〜

遊歩道から逸れた所にある清水谷精錬所跡



明治時代に作られた精錬所

あまり銀が取れなくなり、数年しか使われなかったそうです
左脇に通路があるけど、真上には行けません

開口部をこの角度で見られるのは1ヶ所だけ
バス停の方へ戻ってきました

川沿いの遊歩道は、すれ違いが大変なくらい狭い所あるので、団体さんがいる時は渋滞しそう
大森バス停の近くにある羅漢寺へ(1766年完成)

拝観料500円を払い、まずは本堂の仏像を拝観
お次は橋を渡って洞窟内の五百羅漢を拝観
25年の歳月をかけて501体の羅漢像を作ったそうです

内部は撮影禁止のため、どんなだったのかは羅漢寺HPでご覧下さい


色んな表情の像があって面白かったです
雨も上がりました

←(姉)
江戸時代の名残を残す町並みは、のんびり歩いて探索するのに良さそうですが、お店が立ち並ぶ辺りまで片道800m徒歩20分というので、行くのは断念しました
(この時すでに3時40分)
これから広島市内まで100kmのドライブが待ってます(^^;



←懐かしいポストはまだ現役
車内でぐうぐう寝る姉より頼りになるカーナビのお陰で、山を越え大朝ICから高速に乗り広島市内へ

本日のお宿は平和記念公園そばのホテルサンルート

格安プランにしては良いホテルでした♪

チェックインの後、どうしても食べたかった広島風お好み焼きを雨のなか歩いて食べに行き、11時頃就寝★





翌朝は快晴!
昨日は暗くて見えなかったけど、平和公園がすぐそばに(左が平和資料館)



原爆ドームも橋の向こうに見えました(望遠)

平和記念公園にある平和記念資料館へ、8時半の開館と同時に入館

高校の修学旅行で来たはずだけど、全然覚えてないなぁと思ったら、1994年にリニューアルされたそうです

館内には戦争の経緯や原爆投下後の市内のジオラマ、原爆によって被害を受けた人の遺品などが展示されていて、見ていて辛くなりました



平和資料館・本館2階より
正面に原爆慰霊碑、原爆ドーム
8月6日の慰霊の日には、ここで式典が行われています

川の対岸にある原爆ドームへ

柵があるので周りから見るだけだけど、ぐるっと一周出来ます

1915年(大正4年)に広島県内の物産品の展示・販売をする施設として建てられ、設立当初は「広島県物産陳列館」という名称でしたが、1933年(昭和8年)には「広島県産業奨励館」に改称されました

原爆投下で奇跡的に倒壊は免れたものの、中にいた人達は即死だったそうです
人が入って来ないので、スズメ達の住処になってました



外国人のカップルも来ていました

日本人はもちろん、外国の人にももっと見てもらい、原爆の破壊力や怖さを知ってほしいと思いました

広島市内を後にして、軍港だった呉市へ

下道を1時間ほど走って到着★

陸上げされた潜水艦は、海上自衛隊の史料館「てつのくじら館」のもの
でも今回の目的は「大和ミュージアム」なのです

隣接の駐車場にレンタカーを止めて館内へ
入ってすぐに1/10スケールの戦艦大和が登場

観光地でよくある、写真を撮ってあげる代わりに、こっちの写真も良かったら買ってね〜というのに捕まる
(買わないけど)



戦艦大和・後ろ側
細かいところまで再現されています

館内は3階建て構造になっていて、ぐるぐる回りながら戦艦大和を色んな角度で見られるようになってます

呉の歴史や大和の建造〜最後、太平洋戦争の資料などが展示されているフロアでは、大和の最後の様子を語る生存者の映像に泣けました
零戦や潜水艦、人間魚雷「回天」の試作機も展示されています



ミュージアムショップは種類も多く必見です

さて、もう1時半になってしまったのでランチを食べます

大和ミュージアム裏のお店の「塩カレー」も気になったけど、道路の向かい、立体駐車場になってるビルの2階で食べました

メニューに「タコ飯」と書いてあったから入ったのに、本日はありませんとの事( −з)
でも期待せずに頼んだエビフライ定食1000円は、意外と美味しかったです

そうそう呉の名物は、カレー、肉じゃが、ライスプリンだそうな
帰りは道路工事渋滞で飛行機に間に合わないかも〜と焦ったけど、出発が定刻より30分ほど遅れたため、空港でお土産を買う余裕もあったりして(^^;

17時発の便は結構混んでました

広島空港を飛び立ってしばらくすると雲の上に

モコモコした雲は泡みたい








外を見てたら向こうを飛んでる飛行機がどんどん近付いてきて、ニアミスするのか?!と思いきや、途中で離れて行きました

望遠で撮ったけど社名は分からず
広島というと避けては通れない原爆や戦争のことがあり、観光気分で行くには気持ちが重くなることもあるけれど、これは永久に語り継がれて行くべきものだと改めて思いました

今回は時間の都合で飛行機にしてみたけど、たまにはバイクじゃなく飛行機の旅もいいですね〜(^^)

ホテル&飛行機・21000円(2名1室ツイン)
レンタカー2日間9800円(デミオ・免責別)
1日目290km、2日目90km、トータル380km走行